猫種から選ぶ名前ガイド|その子のルーツを名前に込めよう
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もちろん、どんな猫種であっても、一匹一匹の個性は全く違うユニークなもの。でも、その子が受け継いできた猫種の歴史や、一般的な性格、身体的な特徴を知ることは、その子の「らしさ」を 象徴する名前を見つけるための、素晴らしいヒントになります。
2024年の一般社団法人ペットフード協会の調査によると、日本で飼育されている猫の約30%が特定の猫種(純血種)であり、残りの70%が雑種(ミックス)です。純血種の中では、スコティッシュフォールド、アメリカン・ショートヘア、マンチカンが人気トップ3を占めています。
ここでは、人気の猫種を12種ピックアップし、それぞれの猫種が持つ物語や魅力、国際猫協会(TICA)や猫愛好家協会(CFA)の命名ガイドラインも参考にしながら、名前のインスピレーションを広げていきます。あなたの愛猫のルーツを讃える、特別な名前を見つけてみませんか?
猫種別命名の基礎知識
猫種とは?遺伝学的視点
猫種は、特定の身体的特徴や性格傾向を持つように、選択的な繁殖によって確立された猫の集団です。国際的に認められている猫種は 、TICAで71種、CFAで45種が登録されています(2024年現在)。
血統書と登録名のルール
純血種の猫を迎えた場合、多くの飼い主が「血統書の正式名」と「家庭での愛称」の両方を持つことになります。
血統書の正式名(登録名)の一般的ルール:
- ブリーダーのキャッテリー名(屋号)を含む(例:「Cattery XYZ's Crystal Moon」)
- 最大35文字まで(TICA基準)
- 同じキャッテリーで重複しない名前
- 正式で格式のある名前が好まれる
家庭での愛称(コールネーム):
- 2〜3音節の短い名前が一般的
- 血統書名から派生させることも、全く別の名前も可能
- 例:正式名「Crystal Moon」→ 愛称「クリス」「ムーン」「ルナ」
